「NISAを始めてみたい」
「将来のために投資をしたほうがいいのかな?」
40代になって、そんなふうに資産形成を考え始める方も多いのではないでしょうか。
私自身もNISAを始めて4年になります。
インデックス投資を中心に資産形成を続けていますが
投資を始めて感じたのは
お金を増やすことと同じくらい、お金を守ることも大切だということです。
投資には、どうしても値下がりする可能性があります。
だからこそ
「投資にいくら使うか」より先に、「投資をしなくても生活できるお金を確保しておく」
ことを意識しています。
今回は、40代から資産形成をするうえで知っておきたい
- 生活防衛資金とは?
- なぜ投資とは分けて考えるの?
- 余剰資金で投資するとは?
- 生活防衛資金はいくら必要?
- 無理なく投資を続けるための考え方
について、初心者向けにわかりやすくまとめます。
まずは「投資しないお金」を確保する
資産形成というと
「どの商品に投資しよう?」
「NISAで毎月いくら積み立てよう?」
と、投資のことから考えたくなります。
でも、その前に考えておきたいのが、生活を守るためのお金です。
病気やケガで一時的に働けなくなったり、家電が壊れたり、急な出費が発生したり。
生活していると、予定していなかったお金が必要になることがあります。
そんなときに備えて、すぐに使えるお金をある程度確保しておく。
これが「生活防衛資金」という考え方です。
生活防衛資金とは?
生活防衛資金とは、簡単にいうと
「もしものことがあっても、しばらく生活できるように備えておくお金」
のことです。
たとえば
- 病気やケガ
- 収入が減ったとき
- 仕事を休まなければならなくなったとき
- 家電や住宅設備の故障
- 急な医療費
- その他、予想していなかった出費
などに備えるためのお金です。
投資に使うお金とは分けて、すぐに使える状態で確保しておくことがポイントです。
生活防衛資金はいくら必要?
「じゃあ、いくら貯めればいいの?」
ここが気になるところですよね。
生活防衛資金に「必ず○万円必要」という一律の正解はありません。
家族構成や働き方、住居、収入の安定性などによって必要な金額は変わります。
一般的には、生活費の数か月分を目安に考える方法があります。
たとえば、毎月の生活費が25万円だとすると
3か月分なら75万円。
6か月分なら150万円。
というように考えられます。
ただし、これはあくまで考え方の一例です。
会社員なのか、自営業なのか。
共働きなのか、一人で家計を支えているのか。
住宅ローンや子どもの教育費があるのか。
それぞれ事情は違います。
大切なのは「○か月分」という数字だけにこだわるのではなく
自分の家庭なら、どのくらいのお金があれば安心できるかを考えることです。
私の場合は独身、ひとり暮らし、会社員、田舎暮らしと言う条件下で
現在300~350万ほどは生活防衛資金として確保しております。
これだけあれば私の場合は1年以上余裕で暮らせる金額なのですが
数年後には車を買い替える必要が出てくるため
今後はもう少し生活防衛資金を増やしていきたいと考えています。
こんな風に必要な生活防衛資金は自分にあったライフスタイル・ライフプランを考慮した上で
決める必要があるのです。
生活防衛資金と投資資金は分けて考える
ここは、私が資産形成をするうえで特に大切にしていることです。
たとえば、手元に300万円あるとします。
「全部投資に回したら、もっと増えるかもしれない」
そう考えることもあるかもしれません。
実際に今手元にある生活防衛資金を投資に・・・と言う考えが
頭をよぎったこともあります。
でも、投資したお金は値下がりする可能性があります。
もし急に100万円必要になったとき
そのタイミングで投資している資産が大きく値下がりしていたら?
必要なお金を用意するために、値下がりした状態で売却しなければならない可能性がでてきます。
こうなると大きな損失になってしまうのです。
だからこそ
生活に必要なお金と、長期的に育てていくお金を分ける。
この考え方が大切だと思っています。
「余剰資金で投資する」という考え方
そこで意識したいのが余剰資金で投資するという考え方です。
余剰資金とは、簡単にいうと
「当面の生活に必要ではなく、投資に回しても生活に支障がないお金」のこと。
生活費や近いうちに使う予定のお金
もしものために確保しておきたいお金まで投資に回すのではなく
「しばらく使う予定がないお金」を使って投資をするイメージです。
「これから使うお金」も考えておく
40代になると、老後のお金だけを考えればいいわけではありません。
住宅関連のお金。
子どもの教育資金。
車の買い替え。
親のこと。
自分自身のこれからの生活。
さまざまな支出が考えられます。
だから
「老後のためのお金」と「近い将来使うお金」を一緒にしない
ことも大切です。
たとえば、数年後に使う予定が決まっているお金を
値動きのある投資にすべて回してしまうと、必要な時期に価格が下がっている可能性があります。
投資する前に
「このお金は、いつ使う予定のお金なのか?」
と考えてみる。
それだけでも、お金の整理がしやすくなります。
投資は「なくなってもいいお金」ではない
「余剰資金で投資」と聞くと
「じゃあ、なくなってもいいお金を使えばいいの?」
と思うかもしれません。
そうではありません。
投資には元本割れの可能性がありますが、だからといって
「なくなってもいいお金」を作る必要はありません。
大切なのは
値下がりしても、すぐに使う必要がないお金で投資すること。
そして、自分が受け入れられる範囲のリスクで投資することです。
正直、私には「なくなってもいいお金」なんてものはありませんが
しばらく使う予定のないお金ならあり、それを投資にまわしているのです。
値下がりしたときにも、生活を守れる状態に
投資をしていると、相場が下がることがあります。
これは避けることができません。
そんなとき
「今月の生活費が足りない」
「来月使うお金まで投資してしまった」
という状態だと、落ち着いて投資を続けるのは難しくなります。
一方で、生活に必要なお金を別に確保していれば
「今は値下がりしているけれど、すぐに使うお金ではない」
と考えることができます。
もちろん、投資を続けるか、売却するかは、その人の状況や投資方針によって変わります。
それでも、生活を守るお金と投資のお金を分けておくことは
投資による生活への影響を抑えるための大切な準備になります。
「増やす」より先に「守る」
資産形成というと、「どうやってお金を増やすか」に目が向きがちです。
でも、40代から長く資産形成を続けていくなら
守る → 貯める → 育てる
という順番も大切だと思っています。
まずは生活を守る。
そのうえで、将来使う予定のお金を準備する。
そして、さらに余裕のあるお金を長期的な資産形成に回していく。
焦って投資額を増やすよりも、自分の生活に無理のないペースを見つけることが大切です。
生活防衛資金を準備してから始めよう
「まだ十分な生活防衛資金がない」
という場合は、無理に投資を急ぐ必要はありません。
まずは家計を見直して、生活防衛資金を準備する。
そして余裕ができたら、少額から投資について学んでみる。
そんな進め方でもいいと思います。
資産形成は、誰かと競争するものではありません。
毎月1万円でも、五千円でも、自分の家計に無理のない金額から始めるという選択肢があります。
大切なのは
「いくら投資するか」ではなく、「無理なく続けられるか」です。
「安心して続けられる仕組み」を作る
40代からの資産形成では、投資だけを見るのではなく、
「もしものときにも生活を守れるか」
「安心して続けられる仕組みが作れているか」が大切なになってきます。
生活防衛資金を確保する。
近いうちに使うお金は別にしておく。
余剰資金で投資する。
そして、自分が受け入れられる範囲でリスクを取る。
この土台があれば、長期的な資産形成にも取り組みやすくなります。
まとめ|投資を続けるためにも「守るお金」を大切に
今回のポイントをまとめます。
- まずは生活を守るためのお金を確保する
- 生活防衛資金と投資資金は分けて考える
- 近いうちに使う予定のお金は投資に回さない
- 投資は余剰資金で行う
- 投資には元本割れの可能性がある
- 自分の家計に無理のない金額で続ける
- 「増やす」だけでなく「守る」ことも資産形成
投資は、始めることだけが大切なのではありません。
安心して長く続けられる状態を作ることも、資産形成の大切な一部です。
40代からのお金育ては、焦らず少しずつ。
生活を守るお金を大切にしながら、余裕のあるお金で未来の資産を育てていきたいと思っています🌿
お金を守りながら、少しずつ育てる。
それが、私が大切にしている資産形成の考え方です。
特定の金融商品への投資や売買を推奨・勧誘するものではありません。 投資には元本割れなどのリスクがあります。 最終的な判断はご自身の責任において、お願いいたします。


